SMAPのメンバーカラー真相!ビストロと歴代公式の違いを徹底解剖
smap メンバー カラーという概念は、日本の芸能界におけるアイドルカルチャーの基盤を築き上げた象徴的なコードである。現在のようにグループ結成時から当たり前のようにメンカラが配分される時代とは異なり、SMAPが駆け抜けた熱狂の軌跡には、偶然の産物とメディア戦略が複雑に絡み合っていた。
テレビの黄金期を支えたフジテレビのバラエティ番組からドームツアーの巨大ステージに至るまで、smap メンバー カラーがファンや大衆に刻み込んだ視覚的インパクトは計り知れない。公式設定と番組内での衣装イメージに生じた奇妙なズレ、そして脱退したメンバーへの想い。今なお色褪せないその色彩の歴史を紐解いていく。
なぜ決まった?『SMAP×SMAP』ビストロ衣装と公式カラーのねじれ構造
SMAPのカラー事情を語る上で避けて通れないのが、公式のメンバーカラーと冠番組『SMAP×SMAP』内の看板コーナー「BISTRO SMAP」で着用されていたシェフ衣装との間に生じた「ねじれ」だ。
コンサートグッズや公式プロモーションにおける本来の立ち位置は、中居正広が「青」、木村拓哉が「赤」、稲垣吾郎が「ピンク」、草彅剛が「黄」、香取慎吾が「緑」だった。しかし、フジテレビ系で放送されていた『SMAP×SMAP』の厨房に立つシェフたちの配色は異なっていた。
オーナー役を務めた中居がピンクを基調としたコスチュームを纏い、厨房で木村と対峙するシェフとして稲垣が青いシェフ服を着ていたのだ。毎週月曜夜10時に茶の間に届けられたこのビジュアルは強烈で、ライト層を中心に「中居=ピンク」「稲垣=青」というイメージが定着した。番組の演出上の都合とライブ空間での公式設定が共存し続けたことこそ、SMAPという特異な存在が残したカルチャーの面白さと言える。
6人時代を象徴する森且行の「白」と音松くんで確立された初期設定
グループの色彩を決定づけた源流は、1990年代前半に放送された伝説のバラエティ『夢がMORIMORI』のコントコーナー「音松くん」にまで遡る。六つ子のキャラクターに割り振られた原色こそが、メンバーのカラーコードの原型となった。
ここで重要なのが、1996年にオートレーサーへ転身するためにグループを離れた森且行の存在だ。森に与えられたカラーは「白(白松)」だった。純白のスーツや衣装を着こなす森のビジュアルは、当時のティーンエイジャーを熱狂させた。
森の脱退以降、グループ内において「白」は不可侵の聖域となり、他の5人がその色を安易に継承することはなかった。後にインターネットテレビ局ABEMAの特別番組などで元メンバーたちが再会を果たした際にも、この「白」という色彩が持つ叙情的な意味合いは、長年のファンにとって胸を締め付けるキーワードとして機能した。
中居の青・木村の赤がJ-POPのアイドル文化に与えた決定的影響
SMAPが確立した「赤と青のツートップ」という対比構造は、その後のJ-POPシーンやアイドルグループのフォーマットを根本から変えた。木村拓哉の情熱的で絶対的なカリスマ性を表現する「赤」と、全体を冷静に俯瞰しながらまとめ上げるリーダー・中居正広の「青」。このコントラストは、単なる衣装の識別を超えた物語をグループに付与した。
草彅剛の「黄」は親しみやすさと天性の明るさ、香取慎吾の「緑」は末っ子らしい自由闊達さと豊かな成長性を象徴していた。メンバーそれぞれのキャラクター造形とカラーが完璧にシンクロしていたからこそ、記号としての説得力が群を抜いていた。
今日、STARTO ENTERTAINMENTをはじめとする各社のボーイズグループが当たり前のようにメンバーカラーを戦略的に配置している背景には、SMAPが提示したキャラクターマーケティングの確固たる成功体験が存在している。
「新しい地図」とSTARTO体制下で変化した現在地とメディア戦略
2016年のグループ解散以降、それぞれのメンバーが歩む道は大きく分かれた。稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾は株式会社CULENを拠点に「新しい地図」を立ち上げ、木村拓哉は事務所に残り独自のキャリアを深化させ、中居正広は個人事務所「のんびりなかい」で唯一無二のMCとしての地位を確立した。
新しい地図の3人は、活動初期こそ決まったカラーに縛られない自由なクリエイティブを打ち出していたが、個人のアート活動やファッションブランドの展開においては、かつて培ったカラーリングへのリスペクトが随所に垣間見える。香取が手がけるビビッドなグリーンや、稲垣が愛する繊細なピンクとボルドー、草彅のヴィンテージ感漂うイエローなど、色彩を通じた自己表現は成熟の一途をたどっている。
一方、木村が主演するNetflixなどの世界的配信プラットフォーム向けドラマや映画の現場でも、赤を基調としたキービジュアルが採用されるなど、彼が背負ってきた色彩の重みは今なお生き続けている。
配信時代が浮き彫りにする伝説のグループが遺した色彩の記憶
サブスクリプションや動画配信サービスが日常に溶け込んだ現代、かつてのSMAPの映像や音楽が再評価される機会は増えている。ABEMAなどのデジタルメディアで語られる過去のエピソードや、SNS上でファンが自主的に発信するアーカイブにおいて、メンバーカラーは彼らを識別するための共通言語として機能し続けている。
ライブツアーのたびに客席が5色、あるいは6色のペンライトで埋め尽くされた光景は、単なるファングッズの消費にとどまらず、ファンとメンバーが共有した一体感の証だった。デジタル全盛となった今だからこそ、あの時代のアナログな熱狂を象徴するカラーコードが、ノスタルジーを超越した価値を持って語り継がれている。
語り継がれるメンバーカラーというファンカルチャー
解散から歳月が経過した現在でも、彼らのカラーは色褪せるどころか、日本のポップカルチャーの伝説的な文脈として定着している。リアルタイムで彼らを観ていなかった若い世代にとっても、中居・木村・稲垣・草彅・香取、そして森という6人が織りなした色彩のコントラストは、完成されたポップアートのように映る。
テレビからネットへとメディアの主戦場がシフトし、芸能界の構造が劇的に変化を遂げてもなお、SMAPが刻み込んだ「色」の記憶は消えない。偶然から始まり、時代とともに変化し、やがて伝説となったメンバーカラーの変遷。それは、ひとつのアイドルグループが時代そのものをデザインした証左なのである。 (出典: smap メンバー カラー(Yahoo!ニュース))